カルチャーマッピング解説
Intrivityとは?
有能な二人がなぜすれ違い続けるのか。それを見えるようにし、対処できるようにする、研究に裏づけられた手法です。
人事、People チーム、リーダーのための平易なガイド。
端的に言うと
Intrivityは、コミュニケーションスタイルを測定する検証済みのアセスメントです。人がどう意味を送り、どう受け取るかを、メッセージ、関係性、時間、空間という4つの次元でマッピングします。人類学者Edward T. Hallのハイコンテクスト/ローコンテクスト研究から生まれ、3つの大学の研究者が約10年かけて構築し検証しました。
その土台にあるのがカルチャーマッピングという考え方です。人を性格タイプに分類する代わりに、コミュニケーションが伝わるか外れるかを決める具体的な行動をマッピングします。二人とも優れたコミュニケーターなのに衝突することはあります。率直さの度合い、関係性の重み、締め切りの固さ、場の読み方のデフォルトが違うからです。
動画で見たい方へ
Jayが4つの次元をわかりやすく解説します(英語)。このページの続きで、それぞれをさらに深く掘り下げます。
- 答える前の、あの間
- 「ええ」と言ったときのトーン
- 誰も口に出さなかった締め切り
- その場に誰がいて、誰がいなかったか
なぜチームにとって重要か
グローバルチームで態度の問題に見える摩擦は、たいていスタイルの問題です。「コミットしない」同僚は、ハイコンテクスト流の礼儀を尽くしています。「率直すぎる」同僚は、ローコンテクスト流の明快さを実践しています。名前が付かないまま放置されると、チームはこの違いを人格の欠点として読みます。信頼が削られ、締め切りがずれ、優秀な人ほど「あっちのオフィスは仕事がしにくい」と結論づけます。
次元に名前を付けると、会話が変わります。「彼は当てにならない」から「締め切りの読み方が違うから、完了の定義と確認のタイミングを合意しよう」へ。同じ人たちで、まったく違う結果になります。
理解が実際に生まれる場所
どんなやり取りにも、あなたの意味の世界と相手の意味の世界があります。メッセージが届くのは、その重なりの中だけです。スタイルが揃うか、意識して歩み寄るほど、真ん中は大きくなります。
双方をマッピングすることが、偶然に期待せず真ん中を育てる方法です。
コミュニケーションスタイルの4つの次元
スライダーを動かすと、同じメッセージが一方の端からもう一方へどう変わるかを確かめられます。誰も1点には住んでいません。多くの人は、次元ごとに違う場所にいます。
MBTIやDISCとの違い
Intrivityは性格テストではありません。MBTIやDISCは「あなたが何者か」をタイプ分けします。Intrivityが測定するのは「あなたが何をするか」、つまり目に見えて調整できる行動です。スタイルは状況によって変わりえます。目的はラベルを貼ることではなく、メッセージの送り方と受け取り方に選択肢を持てるようにすることです。
この違いは異文化の仕事で効いてきます。摩擦の原因が性格ではなく習慣なら、性格の箱より行動の地図のほうがはるかに役立ちます。行動は、見えるようになれば人が実際に変えられるものだからです。
10年の研究に裏づけられて
このモデルは、研究者のWendi Adair、Nancy Buchan、Xiao-Ping Chenにより、約10年の開発を経て2016年にAcademy of Management Discoveries誌で発表されました。米国、中国、チリでの数千件の回答に基づき、英語、中国語、スペイン語で検証されています。現在、アセスメントと実践者認定はIntrivityのJeff Russellが率いています。
ポップ心理学の診断に懲りたことのあるPeopleチームにとって、この研究基盤こそが、月曜には忘れられる研修と、チームの働き方を実際に変える研修の分かれ目です。
Peak Potentialでの活用方法
Peak PotentialはIntrivityの認定を受けています。活用は3つの形で。個人のプロファイルとコーチング、チームがどこで衝突するかを事前に示すチームマップ、そして気づきを共通の習慣に変えるワークショップです。Pentax MedicalやRakutenといった企業のチームで、この種の仕事を行ってきました。
よくあるご質問
カルチャーマッピングとは何ですか?
カルチャーマッピングは、人のコミュニケーションを性格タイプではなく、具体的な行動のデフォルトで記述する方法です。どれくらい率直に話すか、関係性が言葉をどれだけ変えるか、締め切りをどれだけ固く扱うか、どれだけ場の空気を読むか、といった習慣をマッピングします。
Intrivityとは何ですか?
Intrivityは、コミュニケーションスタイルを測定する検証済みのアセスメントです。メッセージ、関係性、時間、空間の4次元で、人がどう意味を送り、どう受け取るかをマッピングします。Edward T. Hallのハイコンテクスト/ローコンテクスト研究を土台に、3つの大学の研究者が約10年かけて開発しました。
MBTIやDISCと同じようなものですか?
違います。MBTIやDISCは性格をタイプ分けします。Intrivityが測定するのは観察可能なコミュニケーション行動で、状況によって変わり、調整もできます。異文化チームの摩擦はたいてい性格ではなく習慣から生まれるため、行動の地図のほうが実務に役立ちます。
4つの次元とは何ですか?
メッセージ(言葉がどれだけ直訳的か間接的か)、関係性(立場や歴史が発言をどれだけ変えるか)、時間(締め切りがどれだけ固いか柔軟か)、空間(距離、沈黙、トーンで意味をどう運ぶか)です。
科学的に検証されていますか?
はい。基盤となるモデルは約10年の開発を経て、2016年にAcademy of Management Discoveries誌で発表されました。米国、中国、チリでの数千件の回答に基づき、英語、中国語、スペイン語で検証されています。
自分のチームでどう使えますか?
Peak PotentialはIntrivityの認定を受けています。個人のプロファイルとコーチング、チームがどこで衝突するかを事前に示すチームマップ、そして気づきを共通の習慣に変えるワークショップの3つの形でご提供します。
さらに深く
- The Communication Style Map(英語): 4つの次元をガイド付きで巡るツール。
- Spot the Clash: 異文化のすれ違いをリアルタイムで読み解く短いゲーム。
- intrivity.com(英語): フレームワークと実践者認定を運営する研究グループ。